両眼視と立体視

立体視(streoscopic vision)

両眼視は、片眼より広い視野が得られるとか病気や怪我での片眼の視力をカバーすだけではなく、立体感覚や奥行き知覚や距離感を正確に計ることが出来るという大きな特徴を持っています。人は両目の位置が離れています。それゆえ右眼で見るのと左眼で見るのでは角度が異なります。結果網膜像も左右で微妙に異なっています。両眼網膜から発せられた微妙に差異のある網膜像の情報が、同時に視中枢に達し(同時視)一つのまとまりとして捉えられます(融像)。またその微妙な差異を立体感覚に変換していると考えられています。

■正常な立体視を得るための条件

  • 両眼が中心固視であること
  • 左右の視力に大きな差がないこと
  • 両眼の視野が広い範囲で重なっていること
  • 両眼の網膜にほぼ同じ大きさの像が映っていること
  • 眼位・眼球運動に異常がないこと
  • 両眼の網膜が生理的対応点をもっていること
  • 融像を起こす反射が正常であること(輻輳・開散運動が正常であること)
  • 視交叉における視神経の交叉が半交叉であること

■立体視の検査方法

  • 静的立体視
    • チトマス・フライテスト(近見)
    • TNOテスト(近見)
    • ポラテスト(遠見・近見)
    • 輪とうし法(近見簡易)
    • Tow Pencils法(近見簡易)
    • 大型弱視鏡(近見)
  • 動的立体視
    • 三桿法(遠見)

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